デーリー東北で毒性学研究室の「AIで毒性予測」研究が紹介されました

北里大学獣医学部(十和田キャンパス)の毒性学研究室が取り組んでいる研究内容が、デーリー東北の企画「最前線 研究室の挑戦」で紹介されました。人工知能(AI)を活用し、化学物質が生体に与える影響や動物種差の予測に挑む研究内容が取り上げられています。

 

研究の背景:野生動物の毒性評価には「種差」と「非侵襲」が大きな課題

環境汚染物質は人だけではなく、野生動物にも健康被害をもたらし得ます。一方で、毒性試験は従来、実験動物の毒性試験で評価されてきましたが、実験動物の結果だけで野生動物の影響を評価する事は難しい(動物種差が大きい)ことが課題です。さらに、希少な野生動物に化学物質の投与試験はできないため、非侵襲的な評価方法が求められています。

 

研究のアプローチ:計算科学×AIで「動物種差」を予測する新規評価手法へ

毒性学研究室では、分子ドッキングシミュレーションや分子動力学(MD)シミュレーション等のコンピューターシミュレーションに、機械学習・ディープラーニングなどのAI技術を組み合わせ、化学物質に対する感受性の動物種差を予測する新しい毒性評価手法の構築に挑戦しています。

 

今後の展開

本研究は、実験が難しい対象(希少な野生動物等)を含め、化学物質影響を科学的根拠に基づいて推定・比較するための基盤技術としての発展が期待されます。北里大学獣医学部毒性学研究室は、計算科学とAIを活用した新しい評価枠組みの確立に向けて研究を推進していきます。

 

メディア掲載情報

デーリー東北デジタル 2025年12月22日掲載

【最前線 研究室の挑戦】北里大獣医学部毒性学研究室 人工知能駆使、化学物質の影響予測

※外部サイト(デーリー東北デジタル)に移動します

毒性学研究室ウェブサイト

https://kitasatoxlab.jp/