獣医生化学研究室の北野泰佑助教と吉川泰永准教授の研究成果がFrontiers in VeterinaryScienceに掲載されました。
https://www.frontiersin.org/journals/veterinary-science/articles/10.3389/fvets.2025.1570720/full
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/40708996/
ゾウは以前から癌になりにくいことが知られていました。これまでに癌抑制遺伝子産物p53が安定化しやすく、細胞のアポトーシスが誘導されやすいため癌になりにくいと考えられていました。その一方で様々な動物種のゲノムDNAの比較から、ゾウではDNA損傷修復や染色体の安定性に関わる遺伝子座に独自の進化的変化があることが報告されました。
北野と吉川の研究グループはヒトとゾウの細胞において様々なDNA損傷剤に対する影響を調べました。そして、ゾウ細胞においてDNA鎖間架橋剤に対する修復応答がヒト細胞と比べて強いことを示し、これがp53以外のゾウにおける新たな癌になりにくいメカニズムである可能性を示しました。
詳しい内容は下記までお問い合わせください。
北里大学・獣医学部・獣医生化学研究室
吉川 泰永
yyoshika@vmas.kitasato-u.ac.jp(@を半角にしてください)


